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デジタルサイネージとは
デジタルサイネージとは、主に公共の場所で現在のポスターなどを液晶ディスプレイに更新を行い、時間帯ごとに客層ごとにその場にいる人の属性に合わせて柔軟にコンテンツを変更できる「次世代のインフォメーション」システムである。
広がるデジタルサイネージの市場
デジタルサイネージの市場は、今後大きく拡大してゆくと期待されている。特にタイムリーに消費者に情報を提供できるショッピング施設では、広告を配信するプラットフォームとしてソニーは提供するVSP−NS7は動画対応を強化した配信プレイヤーで、広告配信サービスを開始した。NTTも広告配信管理技術を発表し、異なるメーカー間の違いを吸収しようと試みている。シャープや東芝なども液晶ディスプレイを武器に独自のソリューションを提供している。また、日本サムスンはディスプレイと配信用プレイヤーをセットにした「ハルヱとケイジ」というパッケージで小・中規模の事業者向けに低価格で提供を始めた。昨年設立されたデジタルサイネージコンソーシアムは、こうした配信システムやソフトの標準化を進めている。
タッチパネルのデジタルサイネージ
そうした店頭の看板のようなスタイルが主流であるが、今後はタッチパネルの液晶ディスプレイによるインタラクティブな形式のデジタルサイネージが増えてくるのではないか。場所と時間に応じたコンテンツを柔軟に運用できるのは大きなメリットではあるが、一方的に配信しているだけでは広告効果が分かりづらいとの声がある。NECは設置したカメラを利用してディスプレイの前にいる人数や属性を解析するソフトを提供しており、NTTも同様の研究を発表している。一方インタラクティブなデジタルサイネージでは、タッチパネルのログにより反応が分かりマーケティングに役立てることも出来る。またユーザーの反応によりコンテンツを変更できることもあり、よりマッチング精度の高いコンテンツを提供することが可能になるだろう。
デジタルサイネージの価格
液晶ディスプレイの価格が下がって来たとは言え、複数の施設に導入するとそれなりに大きな費用になる。また現在配信用のプレイヤーが、10万〜20万円の価格帯を中心に提供されており、制作用ソフトと合わせるとシステム構築に数百万円以上かかる事も珍しくない。そうした大きな投資に対して明確な費用対効果を提示できなければ、継続して運用することが困難になる。デジタルサイネージはまだ始まったばかりである。市場規模が拡大してゆくのは間違いないが、市場の要望に応じて最新の技術が投入され映像表現なども進化し変化してゆくのだろう。